夜中に耳が痛いと起きてきた4歳児

昼間は特に何もなく元気に遊んでいた4歳の三男坊。
この日も普段どおり21時ぐらいに眠った。

他の子供たちも眠り、妻も眠った23時。
これから私の自由時間だとゲームでもやろうとしたその時、妻が怪訝な顔をして下りてきた。嫌な予感しかしない・・・

うなされる4歳児

妻が言うには寝たと思われた三男坊が、頬が痛いと言って起きてグズっているという。
妻はとにかく子供たちに吐かれるのが嫌。もちろん私だって嫌だ。
子供がグズグズすると、妻は直ぐに『気持ち悪いの?ゲーでる?』ととにかく声がけを始める。
今の所、皆が寝ている真夜中に、起き上がって吐いたやつは一人も居ない。
確かに子供が吐く前ななんとなくグズグズしだすのは分かる。
けど、子供が夜にグズグズするなんて大抵が怖い夢を見たときか、おしっこに行きたくてグズグズしている時。熱があればその前に分かる。
にも関わらず、妻は寝ぼけた子供へ一生懸命理由を聞こうとする。
この日は少し様子が違うようなのは分かったのだが、寝させてやるしかないだろう、そっとしておけと妻を諭した。

妻は寝室へ戻って行った。

しかし、直ぐにまた下りてきた。

三男坊を連れて・・・。

どうでも良い我が家の役割分担

三男坊を預けられた私。具合の悪い子は基本的に全て私の所へ連れてこられるシステムの我が家。当然、次の日はフラフラで仕事中はぼーっとしているのだが、こういう女性を好きになって結婚したのだから仕方ない。それに、どうせ妻に任せて一人で寝たところで、次の日に妻がぐったりしていたのでは私が子供の世話をしなかったからみたいで嫌だし。
子供が具合が悪いからといって、特に何かしてあげれる事はないのだが、せめて近くで居てあげようとは思うわけだ。
特に三男坊は一番私になついている可愛いやつ。なんとかせねばと寝不足になる覚悟を決める。

対処法

どうやら頬のあたりが痛いらしい。
まぁ、定期的に歯医者に行っているし、歯磨きも私が毎晩してあげている。しかも小さい口だが、電動歯ブラシを使っている。なので虫歯で痛いという事はないだろう。

中耳炎だろうな。

私も小さい頃は毎シーズンのようにかかった中耳炎。
何故か夜中に痛くなり始める厄介な病気。
痛め止めを飲むしか医者に行くまでどうしようもないのだが、流石に4歳児に飲ませる痛み止めの常備薬はない。

とりあえず薬

『発熱、鼻水、せき』と書かれた幼児用のかぜシロップを飲ませた。
病は気からという言葉もあるので、子供はそんなんでも安心するかなと。

温めるか冷やすか

次に温めた方が良いか、冷やしたほうが良いかと悩んだ。
私が中耳炎になった時に病院で耳の辺りを温められた記憶があるからだ。
けど、今は痛がっている真っ最中。ましてや中耳炎と確定したわけではない。もしかしたら”おたふく風邪”という可能性もある。
という事で、冷えピタを貼ってあげた。

有効的な対処

最後に私が一番有効的だと最近思っている対処法。

無理に寝かせようとしない。

という事。
部屋の明かりを付けて、テレビを付ける。布団から出して、ソファに座らせておく。

子供が見たいアニメでも見させてあげて、眠くなったら寝れば良いし、眠くないなら起きてれば良いというスタンス。
具合が悪くて寝れないのに、シーンとして真っ暗では余計辛いと思う。
特に中耳炎って、寝ようとして横になってから、夜中に痛いって言い出すような気がして、それなら体を起こしてれば楽になるんじゃないかって言う持論。

流行りの”鬼滅の刃”をアマゾンプライムビデオで見させてやった。お兄ちゃん達につられて見始めたが、4歳児で分かっているのだろうか・・・。
すると、あれほど痛い痛いとグズグズしていたのに、1話も見終わらないうちに眠った。

おわり

薬が効いたのか、冷えピタが良かったのか、体を起こしたのが良かったのか、どれが良かったのか分からないがグッスリ眠っているので、それで良い。

翌朝はとても元気。
元気なもんだから、婆ちゃんと大型スーパーまで出かけたぐらい。
私は眠くてフラフラだ…。

行きつけの耳鼻科が最近辞めてしまったので、小児科へ一応行ってみたそう。

『中耳炎になっているので、紹介状を書くので耳鼻科へ行って下さい』だそう・・・。

やはり中耳炎だった。
本人は何ともなさそうに元気にしているけどね・・・。