石油ストーブ、キャンプに持ってく?

我が家で主力の暖房器具。

トヨトミ RB-G250
これ一台で小さい我が家は家中温かい。思うのが

これ、キャンプで使える?

 

ちなみに、私なら絶対に持って行きません(笑)

このストーブについて

このトヨトミのレインボーは今年で2シーズン目。『くるんPa』っていう電子着火が搭載されているモデルです。灯油さえ入れれば、電池もライターも不要。ハンドルをグルっと回して点火するだけ。レトロ感という点では若干落ちるけど、便利な事は間違いないです。
他にコロナの石油ストーブSL-51を持っています。出力が違うので気温によって使い分けています。

持ち運び

比較的コンパクトサイズで灯油も4リットルほどしか入らず満タンでもそれほど重くはないです。取っ手があるので片手で移動が出来ます。しかし、これを車に積んで行くとなると、かなりのスペースを使う事になります。灯油が入っているので横には出来ません。斜めにもしない方が良いでしょう。揺らすのもNGです。下の受け皿的な物も必須です。簡単に外せますが、使用の際には絶対必要な下皿みたいです。無いと不完全燃焼を起こすらしいです。

燃料

使用燃料は灯油です。石油ストーブってのは灯油です。ガソリンとか軽油とか入れちゃ駄目です。間違える意味が分かりませんが、間違えて火事になる事が必ずあるんだから不思議です…。
ポリタンクで持ち運びが出来ます。4リットルも入れれば満タンです。満タンにすれば10時間は確実に持ちます。ちなみに、一度入れた灯油は基本的に取り出せません。
灯油を燃やすので、当然臭いがします。灯油の臭いが嫌いな人なら、絶対に臭く感じます。苦手という方にはオススメしません。ちなみに、このTOYOTOMIレインボーはコロナのSLと較べて臭いが少ない気がします。

安全性

取説通りの使い方をすれば全く安全です。触れば熱いし、灯油だって燃えるので危険です。当然の事です。
多分、一番危ないのが一酸化炭素中毒。火を使う道具全般に言える事ですが換気してないと非常に危険です。
ちなみに、このストーブは屋内用です。外で使う事は想定していません。風が苦手のような気がします。水平も保たないといけません。

暖房性能

出力は最高で2.5kW程度。2.5kW…って言われても分かりにくいですよね…。
我が家にあるもう一台のストーブがコロナSLシリーズの木造13畳用。

出力は5kWほどでトヨトミRB-G250の倍の出力があります。めちゃくちゃ寒い時は点けますが、そうでもない時に点けると室温が上がり過ぎるので最近あまり使ってません。
どちらのストーブにも言える事ですが、部屋全体が温まるまでは結構な時間が掛かります。当然、小さいトヨトミ、レインボーの方だと余計時間はかかります。
石油ストーブの良い所なんですが、すごく湿気を出してくれます。別にヤカンを乗せて湯を沸かしているわけではないです。それでも加湿器が必要ないです。場合によっては結露対策が必要だと思いますが幸い、我が家は一切結露しません。

暖かさ

先程の暖房性能とは別の観点から暖かさについてです。
例えば、外から帰って来て「寒い寒い」ってストーブにあたるとします。

横は全然熱くない。金具に触れても熱くない。じんわ~りと暖かくなってきます。


上は流石に熱いです。やかんを乗せれば時間は多少掛かりますがお湯は沸きます。
周りは遠赤外線効果でじんわり時間を掛けて暖めてくれる感じです。近くでずっと居ると体の内側から温められる感じがします。長時間当て続けると低温やけどする可能性もあるようです。

キャンプに持って行ったとしたら

実用性はほぼ無い。外では風があって使えない。使ったとしても暖かくなんてない。かと言って、狭いテントではストーブの上方が凄く熱くなるので危なくて使えない。不完全燃焼にも気を付けないとならない。コテージを借りるんなら、役に立つかも知れませんね。明るいし良い雰囲気が出るかも。

このストーブの生きる道があるとすれば、この明るさでしょうか?

かなり明るいです。テントの中で使ったら眩しいかも…

おわり

室内用のストーブなので、家の中で使うのが一番。