太鼓鉢で種から育てる水草。種まきから生体導入までとその後のメンテナンス

ホームセンターで見かけた”種から育てる水草”ってやつ。
結構、いい値段がしたので、ラクマでポチってパールグラス系とヘアーグラス系のお試しセットで600円。
”系”ってのは似てるけど違うって事なんでしょう。
まぁ、私にとっては太鼓鉢水槽自体がお試しのような物なので問題ない。

そんな、試しにって事でやってみた種から育てる水草。

実際にやってみて分かった事です。

種まきから生体導入までの日数

種まき(0日目)

種を蒔いたのが4月26日

設備は

  • 太鼓鉢
  • GEX ピュアソイル
  • ラクマで買った水草の種2種お試しセット
  • ラップ

といった所。
水はソイルギリギリまで、水やりは霧吹きで満遍なく種が乾くことが無いように常に注意してました。
日中は日当たりの良いところに置いて、夕方には室内に入れて、翌朝天気が良ければまた外に出すを繰り返す事一週間。

種まきから一週間後

割と天気が良い日が多かったのですが、全然発芽しない…

種なので、日光はあまり関係ないだろう。メダカが卵からかえるように、累積温度が足りないのかと思い、昔実家で米の種モミをお風呂に浸けていたのを思い出し、この太鼓鉢でも実践する事に。

この状態で蓋をして朝まで。多分温度は30度近くはあったはず。
発芽がポツリポツリ。効果があったのか、それともたまたまなのかわ分かりませんが毎晩浸け始めて3日後には結構発芽しました。

ヘアーグラス系は種が大きいせいか分かりませんがそれほど発芽率が良くありませんでした。

ただ単に、種の数が足りなかったのかも知れません。ビッシリ蒔いたつもりでも、小さい種よりは密度は少なかったんだろうなと後で思い、追い種蒔きをしました…。

5月16日(種まきから約20日)


パールグラス系の小さい種の方はほぼ発芽してるんですが、長細い種のヘアーグラス系の種の発芽率はあまりよろしくないです。
種の大きさが10倍ぐらいあるので遅いんでしょうかね?けど、初期から発芽していた種もあったので謎です。発芽しない種もあるのかも知れません。

ちなみに、もうお風呂には浸けてません。
というか、お風呂に浸けていいたのは5日ぐらいでしたかね。妻に見つかると面倒ですから…

5月25日(種まきから約30日)


ヘアーグラス系もある程度生えてくれました。
この子たちは発芽さえすれば成長は早いですね。あっという間に伸びます。もっとビッシリ種を蒔いておくべきだと思いました。

もう、我慢の限界なので、これで種まきから発芽までを完成として、水中栽培に切り替えようと思います。

注水(種まきから約1ヶ月後)

いよいよ水を入れるのですが、勢いよく水を入れたらせっかく綺麗に生えている緑の絨毯が一発で破壊されます。

種から育てる水草の最大の難所です。

私はラップを優しく敷いて、スポイトで水を少しずつ入れていきました。

ここで、水草がソイルから抜けまくってしまうならまだ早いので辞めたほうが良いです。
私の場合は幸い根付いていたので、浮いてくるの水草は数本だったので、そのまま続行しました。

ラップが浮くぐらい水が入ったら浮いたラップが邪魔になるので取り除いて、手のひらを使っての注水に移行し、満タンまで入れました。

ちなみに、入れた水は一応カルキ抜きをした水です。この時点ではまだ生体は入れませんが、後々入れるのでカルキ抜きした水の方が良いかなと思いました。
水草の為には水道水そのままが良いのかは分かりません…

毎日のように換水

注水後、時間さえあれば毎日3分の1ぐらいの水を交換してました。
これも、良いか悪いかは分かりませんが、水を入れ替えたほうが二酸化炭素は多く含まれるだろという事で水草には良いだろうと思ったからです。
ここに生体がいるなら毎日の換水はしないかな。

この時も、水はカルキ抜きした水道水で、入れる時は水流を出来るだけ起こさないように細心の注意を払いながらです。

注水から約一週間後パイロットフィッシュを投入

買った時の容器で3週間ほど暮らしているシュリンプ達がいたので、そこから3匹ほど引っ越ししてもらうことにしました。
飼育水ごとすくい、太鼓鉢の水を少しずつ入れていき、半日ほどかけて水合わせした後、大丈夫そうだったので、太鼓鉢へ投入。
大丈夫そう。

慣れない場所だったからか、両サイドの湾曲した部分をやたらと泳いでいましたが、今ではなんともないです。

その後も、1週間に2~3回ほど、1リットル弱ぐらい水を換水してました。
餌はあげてません。

更に一週間後生体追加。完成

脱皮した抜け殻を2個ほど発見しましたが、3匹の生存は確認出来たので、更に生体を導入することにしました。
買ってからそのままの容器でまだ暮らしているシュリンプ達です。
網ですくうのが中々大変なので、餌を網の中に入れて誘い込み作戦です。
無事、全員引っ越し出来たので、その餌はあげました。

赤いシュリンプと普通のミナミヌマエビかな?

一匹だけ混ざってた真っ黒のシュリンプ。
エビ達だけでは殺風景だったので、子メダカ水槽から幹之メダカの稚魚っぽい青白いのを3匹ほどチョイスしました。

メダカの餌も与えてないから、エビの餌の匂いに誘われて近くをウロウロしてました。
元気そう。

おわり、その後

種から育てる水草をやってみましたけど、思いの外発芽が遅くて、ジリジリしました。
種まきから生体を導入して完成とするまで1ヶ月半ぐらいですかね。
水草の正確な種類は分かりませんが、こういう小さいタイプのパールグラスの類の水草を植えて水草の絨毯を作ろうとしたら、もっと長い期間が掛かるし、太鼓鉢でこんな風には出来ないと思います。
なんちゃってパールグラス、ヘアーグラスだとは思いますが、手っ取り早く水草の絨毯を作るには最適です。

今後のお手入れとしては、週一での3分の1ぐらいの換水。ぐらいですかね。
最近、ソイルのせいか、明るいせいか水がグリーンウォーター化しやすいです。ガラスに苔も直ぐに付きます。
生体の環境としてはそれほど悪くはないのでしょうが、見た目が悪いのは嫌なのでこまめな換水と苔取りをしています。

でかい水槽でフィルターを入れて飼育した方が遥かに楽なのは間違いないです。

お手軽そうに見えますけど、それなりに維持しようとするとかなり手間を掛けなくてはならないと覚悟した方が間違いないですよ。

生体は安定しているようなので、引き続き換水を行っていき、今後はどれほど水草が伸びるのか?って事に着目しながら眺めて行こうと思っています。

ブログにアップするのはまだまだ先の事だと思いますけどね…