なぜ見てしまったのか?
仕事柄、他人の車を運転することがある。
まぁ、色んな人がいるわけで、気を使って乗るような車や、座るのや触るのも躊躇うような車もある。
その時の車は30代の男性の古い車。
愛着があるわけでは無いだろうが、全塗装してまで乗り続けている。
車に興味がないから買い換えるとう考え自体がないのだと思う。
まぁ古い車だからボロいのは仕方ない。
いかに手入れしているか、物を大事にしているかである。
ゴミ溜めの様な車
様な、というよりゴミ溜めだった。
リアシートには指定ごみ袋にゴミが入ったまま。
トランクもゴミだらけ。
ポテトチップスが好きなようで、サイドブレーキの辺りは食べかすだらけ。
ゴミ袋に若干の余裕があったから、満タンになったら捨てるのかな?
とにかく汚い車だった・・・。
車内は見ないようにして、運転に集中することにした。
後少しで到着だったのに・・・
もうすぐ着く。
息が詰まるような車ともおさらばだ。
もっとも、だいぶ慣れたので汚さを大して気にならなくなってはいた。
あと2回曲がれば着くという所で、信号に捕まった。
本当に何気なく見てしまった。
いつもは気にもしないのに、何故か気になった。
ふと天井を見上げてみた・・・。
髪の毛が大量にへばりついてんだけど!!
どーいうことなん?
頭を天井にぶつけるほど身長高かったっけ?
それとも何、天井に頭こすりつけて掻いてるん?
あと数百メートルだったが、気持ち悪くて気持ち悪くて、首を縮めて落ちないようにそ~っと帰りました。
見なければ、気が付かなければ、何てこと無かったのに、なぜ見上げてしまったのだろう?
今後、あまりキレイにしていない車に乗る度に、天井を見上げなくてはならなくなってしまったじゃないか。
潔癖過ぎるんかなぁ・・・