コロナ石油ストーブ対流型の分解と簡単なお手入れ

若干寒くなって来ました。
という事で、石油ストーブの出番です。
本格始動の前に点検して、いつでも使えるようにしておこうと思います。

コロナ石油ストーブ(対流型)の分解

簡単に分解出来るところまでしてみます。


筒の下の方にある、でかいネジを2本外してみます。

この輪っかも外そうと思い、ツマミを引っこ抜きましたが、『消化』『燃焼』と書かれているプレートが邪魔で外れません…。
見た感じ、大して汚れていないようなのでここで終わります。
下手なことやって壊してしまっては元も子もないですから。

天板部分も取っ手を左右に引っ張ると外せます。
残念ながら、筒の部分もこれぐらいしか簡単には分解出来ないようです。

これぐらいしか簡単に分解出来る部分はないみたいです。
シンプルな構造だと思っていたのですが、分解は意外と複雑なようです。

簡単な掃除

この石油ストーブはただ灯油を燃やすだけの単純なストーブです。なので、特に日常の手入れは必要ないです。せいぜいホコリを払うぐらいです。
今回は折角分解したので、普段は掃除出来ない所を綺麗にします。

燃える芯の周り


灯油が燃える『芯』の部分です。この芯も使っているうちに燃えて減ってくるのですが、ちゃんと交換部品があります。このストーブが売っているようなお店なら取り扱いがあるであろう、メジャーな部品です。
芯の周りにカスが落ちていたので掃除機で吸いました。特に拭いたりはしていません。

芯の下方


この筒をずらして、隙間から掃除機のノズルを挿し込んで吸い込める範囲で掃除しました。強制消化用の揺れを検知する部品など、重要な部品がありました。慎重に掃除しました。

外筒の内側

こちらも掃除機で軽く吸いました。
きちんと燃焼させていたおかげか、全くススはありませんでした。この筒の中で黒いススがないのですから、室内がススで黒くなる事は無いですね。真っ白な家なのでスス汚れを少し心配していたのですが、全くその心配はないようです。
ただ、少しだけ茶色い汚れが付いていたので、軍手をはめて拭きました。

汚れはらしい汚れはたったこれだけです。ちなみに2シーズン分の汚れ。完全燃焼はこのストーブにとって超重要ですね。暑くなったからといって、火力を絞ってはいけません。

タンクに残っていた去年の灯油

一番気になっていたのが、半年ほどストーブに入りっぱなしだった灯油
片付けるときに灯油を抜いてしまった方が良いのでしょうが、新品の時みたいにカラッカラには出来ません。どうせ少し残る。
灯油が無くなって燃えなくなるまで、燃やしてしまうという方法もあるのでしょうが、大事な芯が燃えてしまっては元も子もない。
ということで、灯油を入れっぱなしにして片付けるという方法を取ったわけです。(ちなみに、灯油が入ったままだと、タンクの中が錆びにくいです。)

灯油は腐るもんでは無いのですが、酸化するせいで悪くなる事は間違いないんです。
悪くなるとどうなるか。

匂いがキツくなるんです(-_-)

ということで、今日は天気が良く結構暖かいので、ストーブを付けてみる事にしました!
臭かったら窓を全開にして、換気扇を全開にすれば良いだけだし、暖かい今だからこそ出来る試運転です。

やはり、初めは少し匂いがキツかったですね。メーターがレッドゾーンに突入するまで燃やしました。その頃には匂いは気にならなくなってました。初めだけキツかったのかな?それとも鼻が慣れたのか?

ちなみに、給油する灯油は昨シーズンのものではなく、当然新しい灯油です。
ポリタンクに残った灯油を使ったのでは、また同じですからね。
灯油を捨てることは出来ないので、ポリタンクの中の灯油は片付ける時にストーブで燃やしきっておきましょう。

おわり

今回3シーズ目にして初めて分解をしましたが、全然汚れて居なくて驚きました。
きちんと適正火力を守ったおかげだろうか。

石油ストーブって手が掛かると思っていましたが、一番手が掛かってないんじゃないか?
フィルターは無いから定期的な掃除は必要ないし、通常は朝使う前にホコリを払えば良いぐらい。
電池を入れれば、電源も必要ない。アルカリ電池でワンシーズンは持った。

ボタン一つで使えるという代物では無いし、安全面から言えば間違いなくエアコンの方が遥かに上です。
けれど、使い方さえ守れば定期的なメンテナンスの必要性はあまりないようです。

今年もフル活用して行きます!